2009年9月30日水曜日

私たちはよく知っているといえるか

以下wikipediaより引用

上関原子力発電所'(かみのせきげんしりょくはつでんしょ)は、中国電力が、瀬戸内海に面する山口県熊毛郡上関町大字長島に建設計画中の原子力発電所である。長島西端の田ノ浦の山林を切り開いて14万平方メートルの海面を埋め立て、改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)2基の建設が計画されている。稼働後に発電される電力は、50万ボルト送電線で同県周南市まで引かれ、既存の高圧線を経て主に広島・関西方面に供給されるものと見られている。

海を隔てた対岸に位置する祝島(上関町)の島民九割以上が建設に反対していることをはじめ、周辺海域に小型クジラのスナメリや海鳥カンムリウミスズメなど複数の貴重な生物が生息する[1]ことや、付近に活断層が存在する可能性がある[2]ことなどから、計画が浮上してから着工許可を国に上程するまで複数回の延期を繰り返している。現在の状況については現状の項も参照。

引用終わり

ここ祝島でも住民がたたかっている現実がある。
そのことを私たちは「よく知っている」といえるだろうか。
八ッ場ダム、川辺川ダムのように、何十年もそのことに翻弄されてしまう住民のかなしみを私たちはよく知っているといえるだろうか。
私は六ヶ所村ラプソディーの上映会にて、このことをほんの少し知った。



きっこのブログ」から転載させていただきました。(ご本人へ連絡済み)
今日のイベント告知もありますが、事後であっても多くの方に読んでいただきたいです。

以下転載

2009.09.30

緊急のお知らせです!

16日の日記、「祝島というニポンの宝」で取り上げましたが、山口県の祝島(いわいしま)では、今、島民の大切な漁場を埋め立てて原発を造ろうとしています。

祝島は、約500人の島民のうち、7割が65才以上のお年寄りの島です。

そのほとんどは、漁業と農業で生活していますが、島の目の前に原発を造られたら、もう生活ができなくなってしまいます。

その上、このエリアには、天然記念物でもある世界最小のクジラの「スナメリ」や「カンムリウミスズメ」、絶滅危惧種の「ナメクジウオ」など、貴重な生態系が残っている最後の場所なのです。

しかし、島民の9割以上が、27年間も原発の建設に反対して来たのに、去年、安倍晋三のコシギンチャクの二井関成(にい せきなり)山口県知事が、「建設ありき」で行なったデタラメの調査結果をタテにして、島民との対話もせずに、1人で勝手に埋め立てを許可してしまったので す。

八ッ場ダムと同様に、計画が立てられた何十年も前とは、世の中の状況はまったく違います。

電気など足りているのに、かけがえのない海を埋め立ててまで、オジィやオバァたちを苦しめてまで、どうして不必要な原発などを造らなくてはならないのでしょうか?

それは、原発が必要なのではなく、「原発建設」という事業が必要だからです。

政治家、官僚、土建屋、暴力団など、大事業の利権に群がる人たちがいるからなのです。

そして、自民党と癒着している中国電力は、県知事の許可を得たため、島民たちに何の説明もなく、一方的に埋め立て工事を開始しました。

そのため、祝島のオジィやオバァたちは、今、命をかけて阻止行動を行なっています。

祝島でずっと農業を営んで来た86才の磯部一男さんは、連日の座り込みでヘトヘトになりながらも、「原発は絶対に止める。疲れるとか大変とか言ってられない。抗議で死んでも本望だ」と言っています。

今まで誰にも迷惑をかけずに、美しい海を愛し、豊かな自然とともに暮らして来た70代、80代のオジィやオバァたちが、今、その海を守るために、命をかけて闘っているのです。


「オジィやオバァたちの叫び」


【現場まで行けないあたしたちにできること】

1.連日の座り込みで漁に出られないオジィやオバァたちを支援するために、カンパをする。

2.原発の建設反対の署名に協力する。

3.山口県知事や中国電力などに、電話、ファクス、メールなどで意見を送る。

4.1人でも多くの知り合いに、この問題を伝える。

5.布メッセージに参加する。


「布メッセージ」


カンパ、署名、抗議先などについては、下記の「祝島島民の会blog」をご覧ください。

「祝島島民の会blog」
http://blog.shimabito.net/

また、「布メッセージ」に関しては、下記の「Radio Active」をご覧ください。

「Radio Active」
http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/


それから、当日のお知らせになってしまい申し訳ありませんが、東京では、本日30日、中野の「ポレポレ坐」で、夜7時から、映画「祝(ほうり)の島」の上映会と監督によるトークショーが開催されます。

祝島のかけがえのない自然や人々の暮らしを映像で観て、今回の原発問題を考えるキッカケにして欲しいと思います。


「祝(ほうり)の島」座談会
~映画「祝の島」最新ラッシュ上映に加え、ゲストと監督による連続トークショー第1回~

■第1回 2009年9月30日(水)19時~
■ゲスト 羽田澄子(記録映画作家)
 司会  山秋真(ライター)
■会場  Space&Cafeポレポレ坐
http://za.polepoletimes.jp
■お問い合わせ
03-3227-1405 (ポレポレタイムス社)
■参加費 1000円(お茶付)
■詳細
http://za.polepoletimes.jp/news/event/


転載終わり













2009年9月27日日曜日

自分で調べて自分の頭で考える「八ッ場ダム」

八ッ場ダム、とめどなく溢れる思考停止報道

先の総選挙にて落選してしまった保坂展人さんのブログから引用させていただく。
国会に残って仕事をして欲しかった大事な方だ。
必ずまた戻って来てくださると信じる。

引用開始
前原国土交通大臣が八ッ場ダムの視察に向かった。
これと前後して洪水のように溢れるテレビ報道は、どれもステレオタイプな表層をなでるばかりのもので、「ここまで造ったのにもったいない」「住民の怒りは おさまらない」などと繰り返している。私たちが10年にわたってこのダムの問題点と向き合ってきたのは、「造ること自体がもったいない」「住民の意志は踏 みにじる」旧建設省河川局以来の国の姿勢そのものだった。

政権交代によって危機に陥った国土交通省のダム官僚たちが煽っているデマを何の精査もせずに垂れ流しているテレビ番組を見ていると「思考停止社会」も極 まっていると感じる。まず代表的なデマは「工事の7割はすんでいて、あと3割の予算を投入すればダムが出来る」というもの。これは4600億円の予算をす でに7割使用したということに過ぎなくて、工事の進捗率とは何の関係もない。嘘だと思ったら、国土交通省河川局に聞いてみるといい。ダムは当初、半額以下 の予算で建設されるはずだった。しかし、総工事費を4600億円にひきあげても、この金額で完成すると断言している人は誰もいない。工事が6年後に終わる という説明にも無理があり、竣工がのびのびになれば、実際の総工事費はどこまでふくらむかわからない。

明日から公共事業チェック議員の会のメンバーと打合せをして、八ッ場ダム問題についての客観的な論点を提出すべく作業を急ごうと考えている。民主党の大河 原雅子さんに聞いたら、八ッ場ダムをストップさせる千葉の会が作成した『みんなの八ッ場 パーフェクトガイド』がよく出来ていると教わった。なるほど、この情報をもとにしてこれまでの八ッ場ダム報道を再検証してみてほしい。

→『みんなの八ッ場 パーフェクトガイド』

また、私自身は八ッ場ダムを「中和工場と品木ダム」から考えることにしている。何それ?という人は昨年書いた『どこどこ日記』を再掲しておくので、ぜひ読んでほしい。

「八ッ場ダム、失敗を認めてこそ日本が変わる」(どこどこ日記08年9月15日)

先週、長いこと激しい反対運動と裁判闘争を重ねてきた熊本県の川辺川ダムについて蒲島郁夫知事が反対を表明したことで、「動き出したら止まらない公共事業」は大きな転換点を迎えた。もうひとつ、八ッ場(やんば)ダムが 止まれば「日本が変わる」ことを示したシグナルになる。総額1兆円にも届きかねない大型公共事業は55年前に企画され、激烈な反対運動を巻き起こしながら 「半世紀」のスパンで動いている公共事業である。今日は、シンポジウム「ダムに負けない村---八ッ場から地域の再生を考える」(東京大学弥生講堂)に参 加した。午後から開催されていたシンポジウムには、杉並区内の街頭演説(7カ所)のため参加出来なかったが、ようやく終了間際に駆けつけた。

八ッ場ダム事業こそ総事業費と関連事業費をあわせて9000億円という究極の無駄な事業である。そもそも、草津温泉上流の強酸性の水質は、飲用には適さな い。このダムが計画された頃、「酸性なら中和すりゃいいじゃないか」という自然征服思想そのものの発想で当時の建設省は草津温泉に中和工場を建設した。中和工場と は簡単にいえば、酸性の川に「石灰」を投下していって、水質を中性化するもの。しかし、中学校の理科(小学校だっけ)で習うように、酸性の水を石灰で中和 するとドロドロの石灰生成物が出来るということを思い出そう。だから、この中和生成物(ヘドロ)を貯めておくダムが必要だと品木(しなき)ダムがつくられ た。1963年(昭和38年)に中和工場が完成し、1965年(昭和40年)にはこの品木ダムが完成している。

品木ダムと は、この世のものとは思えない「エメラルドの湖」である。深さ40メートルのダム湖には中和生成物と土砂が溜まり、7〜8メートルの水深になってしまい、 1985年(昭和60年)から石灰浚渫船を湖面に浮かべて一日60トンの中和生成物と土砂のヘドロを浚渫している。これを脱水・圧縮する工場が建設され、 またダンプが横付けされて山に捨てにいくといことが営々と続けられている。

こうして無理やり中性化して吾妻川は魚の生息出来る環境になったというのが国土交通省の自慢である。しかし、そもそも何のために中和事業(年間10億円) が発案されたのかと言えば、八ッ場ダムを建設し「首都圏の水ガメ」とするためだった。ところが、この「利水」についてはまったく需要がなく、現在ではダム 建設目的から外れている。このダムは「治水」のために50年かけてつくられようとしているが、実は防災上ダムの存在が水害をもたらす危険性が高いことが従 来から指摘されている。

それでも、ダム事業は止まらない。小泉政権とは、こうした巨大公共事業に税金を垂れ流す自民党政権だったのである。それでいて、「改革」とはちゃんちゃら おかしい。私たち野党が中心となって政権交代を果たせば、「日本が変わる」という号砲として「八ッ場ダム事業」を中止する。もちろん、半世紀にわたって国 策る翻弄されてきた地元住民の生活再建をしっかり補償していくモデルケースにしたいと思う。

引用終わり
八ッ場ダムの報道を見たり聞いたりしていて思う事は、自分のまちにもそんな事例があるということに住民は気がついているのだろうかということである。

保坂さんのブログから学ぶべきことは、「報道されていることは間違いではないかもしれないが、本質ではないかもしれないと、自分で調べて自分の頭で考えること」。
日々そのことは大事にしたい。

2009年9月25日金曜日

行政刷新会議の議論に期待したい。

刷新会議事務局長、加藤氏で最終調整 「構想日本」代表

以下引用

政府は24日、行政の無駄を洗い出す行政刷新会議の事務局長に、民間シンクタンク「構想日本」の加藤秀樹代表を充てる方向で最終調整に入った。加藤 氏は旧大蔵省出身で、国の事業が本当に必要かを判断する「事業仕分け」に取り組んできた。仙谷由人行政刷新相は就任後に加藤氏と複数回にわたって会談。事 業仕分けの手法などについて意見交換している。  訪米中の鳩山由紀夫首相の帰国後、27日以降に最終決定する見通し。仙谷氏は同会議の事務局の規模を30〜40人とし、官僚と民間人をそれぞれ半分程度にする考えを示している。(07:00) NIKKKEI NET

引用終わり

このニュース(ソースは別)に初めて触れたのが、昨日夕方。携帯の待ち受け画面ニュース速報
だった。ええっ?加藤秀樹?って、加藤先生?

まだ決定ではないけれど、この会議の議論は見逃せないぞーっというワクワク感が襲って来た。(襲われるほどのことか)

以前のブログのカテゴリ事業仕分けにて書いてまいりましたが、これまで傍聴を重ねて来た「事業仕分け」の開発者?加藤秀樹先生が、行政刷新会議の事務局長になれば、この国の無駄遣いを一掃できる!なんてそんな単純にはいかないにしても、いろんな事業が「まな板」に乗っかってくることは確かだろう。
くーーっ、河野太郎さん、一緒にやりたかっただろうなあ。

ちょっと心配なのは、加藤先生、押しが弱いところ。おっと、これは私が見た限りということだから、ほんとは違うのかもしれないけれど。信念が曲がるということでは全然なくて、声がちょっぴり小さい。余計なゴリ押しにガッと喝を入れてほしい。そのためにも、ガンガン応援しますよ、ちびブログで。

昨日、どこかのネットニュースで、加藤先生は自民党とも縁があったとかなんとかで、内輪では慎重論もあるなんてことが書かれてあったが、私はその心配はないと思っている。
大磯町でも構想日本による事業仕分けの予算が計上されたとき、私はふと、これは特定政党とのご縁なのか?といろいろ調べたりしたが、そのような不安は払拭されたと思っている。
そんな心配をしているよりも、まずは実行できる体制を作ることが大切じゃないか。お題目を並べる仕事なら他の方でも結構。お題目並べるだけで済ませる加藤先生ではない。

慶應SFC予算編成論とっていたみんな、よーく注目するように!

2009年9月14日月曜日

議会選出の監査委員の意義

大磯町議会のことを書くのはとても久しぶり。
これまでにもいろいろと事件?があったけれど、
毎日新聞に大磯町議会の記事が載るのは、大事件?

大磯町議会:監査委員不在と決算認定見送り /神奈川

 大磯町議会は10日の本会議で、予定されていた08年度決算の審議をせずに散会し、決算認定を見送った。町議会選出の町監査委員が選任されていないことなどを理由に三沢龍夫議員が散会の動議を出し、7対6の賛成多数で可決されたため。

 地方自治法によると、決算認定を受けていなければ、次年度の予算案策定作業が出来ない。このまま認定されなければ、新年度予算の策定が遅れる可能性もある。

 町監査委員の定数は2人だが、町議会選出の委員を巡っては三好正則町長と町議会側で調整がつかず不在のままになっている。町は監査委員が1人の場合は監査委員の合議は必要ないため、今回の動議には正当性はないとしている。【渡辺明博】

毎日新聞 2009年9月11日 地方版


こちらは「タウンニュース」の記事 以下引用


決算認定の審議を拒否
大磯町議会

 9月9日に行われた、大磯町議会定例会本会議で町は、平成20年度決算の認定議案を上程しようとしたが同決算認定の審議を拒否する動議が提出され、賛成 多数で可決し同決算認定の審議が見送られる事態となった。議会選出の監査委員が選任されておらず、代表監査委員との合議による決算審査意見書となっていな いことが理由。

  本来、町の監査委員は、識見者1名と議会選任1名の定数2名となっている。しかし、議会選出の監査委員がまだ決まっていなかった。そのため、三澤龍夫議員 は、代表監査委員との合議による決算審査意見書となっていないということから決算認定の審議を拒否する動議を提出し7対6の賛成多数でこれが可決された。

 町は「在職する監査委員が1人しかいないときは、合議を必要としないため法の解釈上今回提出された決算審査意見書は有効と認められる。今回の動議に正当性はない」としている。

なぜ、議員から選任する監査委員が不在なのか

 議員から選任する監査委員は、議会と町との間で慣例で議会に推薦を依頼し、推薦された議員を町長が提案することになっている(提案権は町長にある)。

  前任者の退職を受け、町は7月の議会臨時会で後任の議員の人選を議会に依頼した。議会が推薦した渡辺順子議員は、4月の議会臨時会で「約束を履行せず、そ の言葉が信用できなくなった人物にこれ以上大磯町行政を託すことはできない」として、三好町長の不信任決議案を提出した本人。「監査委員は常に公正不偏の 態度を保持して監査をしなければならない」という監査委員の服務規程からも町長は同議員を選任することはできないと判断し、あらためて議長に再考を依頼し ていたが、委員が決まらないまま9月議会を迎えていた。

引用終わり

日付が異なっているけれど、9月10日じゃなかったかな?間違っていたらごめんなさい。

これら記事によれば(ほんとのことは、議会議事録や議会議事DVDを見ないとわからないことが多々あるのだが)監査委員が選任さ れていないことなどを理由に決算認定を見送ったとあるが、私が在職していた平成16年度に、議選の監査委員を町長が罷免し、議会も同意し、決算審査は代表 監査ひとりの意見書に基づいて行ったことがある。
まさに、そのときの町長が、動議を出した三澤議員である。
端から見れば、権力抗争(大げさ)か?というかんじだろう。
16年度のときには決算審査ができて、今回はできないというのは筋が通らない。
これはきっと動議に賛成された議員の方もおわかりのはず。
ではなぜ決算審査をしないのだろうか。

監査委員を選任しないから決算審査をしないのではなく、
町長に対して不信任だからしないのではないだろうか?
町長に対して不信任決議案を提出した渡辺議員を監査委員に選任できないという町長の理屈は、心情的には理解できても、制度がそうなっていないならば、その制度を改める話し合いを持ちかけたのだろうか。現段階では議会推薦で決まった監査委員なのだから、粛々と受け入れるべきではないか。前三澤町長は受け入れた。その結果、罷免するという事態になってしまったが、それは町民の不利益だっただろうか。当時の議会選出監査委員に対して、監査委員として一部ふさわしい行動ではなかったとして私は罷免に賛成したが、功績はいくつかあったと思っている。生涯学習館補助金の不適正流用を発見できたことは彼の大きな功績であった。議会選出の監査委員とは、きっとそうあるべきなのだと思う。そうなっていないから、政令市などは外部監査制度を取り入れなければならなくなったのだと思う。議会選出の監査委員が本来の役割を果たせるのであれば、外部監査もいらないんじゃないか。もし首長が正々堂々事務の執行にあたっていると胸を張れるのであれば、どんな監査委員が来ようともビクビクすることはない。

決算の審査をするかどうかについては、たとえ不信任だと思える町長であったとしても、私は粛々と決算審査をして、その結果、不認定とすれば良いのではないかと思うが。

これはあくまで外野の私の意見であり、動議に賛成された議員の方から話を聞いたわけでもないし、これまでの議論だって、大磯町HPに載っている議事録を読んだだけの情報からしか得ていない。
誰を擁護するというたぐいのものでもない。

ただ、新聞記事としてこうして載っているだけでは、判断材料が足りないので、私の拙い経験に基づいた意見を書かせていただいているに過ぎない。

ご判断いただくのは、ひとりひとりの町民の方々である。

2009年9月10日木曜日

はじめての登記申請窓口

9月10日

ある不動産登記申請をするため、法務局へ行った。
(おっと、報酬なしですよ、司法書士じゃないんだから)

不動産登記をしたことがあっても、
たいていは不動産屋さんや銀行さん任せ。
でもね、任せれば手数料払っているってことなんですよね。
クルマを買う時だってそう。
クルマ屋さんに対しても、私はディーラーに勤めていたことがあると言って、車庫証明もナンバー変更も自分でやるから、その分手数料を払わない、イヤな客なのです。

なんてことはない登記なので、何も調べず、
今日、金融機関から届いたばかりの書類を持って窓口へいく。

相談窓口へ行くと、一組だけ相談を受けていた。
ほかにも相談を受付できそうな職員が何人か居るのに、
誰もこちらを見ない。(商売っ気ないなあ、ああ官庁だった)
イスにすわってうとうとしていたら、やっと呼ばれた。
相談だけしに来たのに、書類が揃っているから出しちゃいましょうということになった。
そそくさと申請書をその場で書いて、コピーを取りに、となりのフロアへ行く。
なああんと、コピー料金が30円!!
そんなにすごいコピー機なのか?
確かに蓋が取れるコピー機は初めて。
だからって‥。
よく見るとA3が一番小さいサイズ。なるほど、それでか。
ぶつぶつ文句言いながら、書類を作る。

法務局の窓口は、司法書士には厳しいが、
素人にはやさしいと聞いていたが、ほんとやさしい応対。

結局、私がちょっと余計なことをしたために、
ある物が必要になり、郵送することになったのでした。

詳しいことは個人情報なので書けませんが、
ここの法務局は気に入りました。

これらの作業を司法書士に頼む方がやっぱりいるんですね。
時間がなくて法務局へ行けない方のために必要なんだろうけれど。

それにしてもなぜに登記の手数料って、あんなにお高いのだろう。
贅沢ものだからか?

2009年9月8日火曜日

まず事実を知ろうとすることが大事

9月5日に大磯・エピナールにて、『六ヶ所村ラプソディ』の上映会&トークがあるというのを聞いて、夫と出掛けた。
2006年に制作されたもので、六ヶ所村核燃料再処理事業に対して賛成、反対、中立の、いずれの立場も描かれた、言ってみれば『まずあなたが見て、そして考えてみて!』というドキュメンタリー映画である。

六ヶ所村にある核燃料再処理工場でこれから実施したいと言っている『使用済み核燃料のリサイクル』は、たしかウチの地元の代議士、河野太郎さんが反対していたような、まずは彼の書いた記事を読み、それから出掛けることにした。
いまのプルサーマル計画には反対する、というのは理解できたが、そもそも原子力発電が必要なのか、代替えで十分日本の需要に間に合うのか、現時点で私にはわからない。
しかし、原子力発電を続ける限り、『核のごみ』(使用済み核燃料)を日本が保有し続けなければならないのならば、代替え(太陽光発電など)で賄って行く方向へ転換すべきなのだろう。もちろん国民も電力使用を控えることを了承するという前提でだ。とすると、これは六ヶ所村だけの問題ではないということがわかってくる。

これって、すべてのごみ問題に共通するんだ。
一般廃棄物も産業廃棄物も、そして下水処理も。(なんか他にもあったかも)
出て来たごみの処分をどうするか、じゃない。リサイクルも結局お金がかかる。
だったら、出さないようにするしかないだろう。
無限の大地に私たちは暮らしているわけではないから。
解らない難しい問題は、どうしても、解る人だけで解る人の都合で進められて行く。
それでいいのか。

何が起きているのか、
事実をまずは知ろうとすることがとても大切なことなんだと、この映画は教えてくれる。

引っ越しは、むずかしい‥

大坂聖子のohanaブログ」の続編です。

ほんとは、こちらのブログへインポートしたかったのですが、
私の技術ではちと無理のようなので、あちらのブログはそのまま、
こちらへ移行し、タイトルも心機一転してみました。
引っ越しはむずかしいなあ‥。

これまでご愛読いただいた方も、
新たに訪れていただいた方も、
どうぞよろしくお願いいたします。