2009年9月8日火曜日

まず事実を知ろうとすることが大事

9月5日に大磯・エピナールにて、『六ヶ所村ラプソディ』の上映会&トークがあるというのを聞いて、夫と出掛けた。
2006年に制作されたもので、六ヶ所村核燃料再処理事業に対して賛成、反対、中立の、いずれの立場も描かれた、言ってみれば『まずあなたが見て、そして考えてみて!』というドキュメンタリー映画である。

六ヶ所村にある核燃料再処理工場でこれから実施したいと言っている『使用済み核燃料のリサイクル』は、たしかウチの地元の代議士、河野太郎さんが反対していたような、まずは彼の書いた記事を読み、それから出掛けることにした。
いまのプルサーマル計画には反対する、というのは理解できたが、そもそも原子力発電が必要なのか、代替えで十分日本の需要に間に合うのか、現時点で私にはわからない。
しかし、原子力発電を続ける限り、『核のごみ』(使用済み核燃料)を日本が保有し続けなければならないのならば、代替え(太陽光発電など)で賄って行く方向へ転換すべきなのだろう。もちろん国民も電力使用を控えることを了承するという前提でだ。とすると、これは六ヶ所村だけの問題ではないということがわかってくる。

これって、すべてのごみ問題に共通するんだ。
一般廃棄物も産業廃棄物も、そして下水処理も。(なんか他にもあったかも)
出て来たごみの処分をどうするか、じゃない。リサイクルも結局お金がかかる。
だったら、出さないようにするしかないだろう。
無限の大地に私たちは暮らしているわけではないから。
解らない難しい問題は、どうしても、解る人だけで解る人の都合で進められて行く。
それでいいのか。

何が起きているのか、
事実をまずは知ろうとすることがとても大切なことなんだと、この映画は教えてくれる。

2 件のコメント:

  1. 旧ブログも読んでいましたが、コメントへのドアが閉められていたのが、残念!
    この映画は二年前に鴨川で見ました。
    すべての道はゴミに通ず。
    そして、その最良の解決策はR1です。
    ときどき、この考えでいいのかな とチェックはしてますが、いいんですね。
    ということは、世の中の大勢は変わっていない。
    R1は不景気に通ずると思いこませて
    せいぜいR3止まりで、お茶を濁し
    本質を隠しているのですね。

    橋本治 乱世を生きる 集英社新書 を読んでみてください。おもしろかったら、日本の行く道 もどうぞ!

    かもたん

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  2. かもたんさん

    コメントありがとうございます。

    旧ブログのコメントへのドアが閉められていたのには訳がありますが、ここでは控えさせていただきますね。
    こちらでは今のところオープンにしています。

    図書館へ早速予約入れます!

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